【猛暑対策】医師がすすめる「水よりも効果的」な意外な飲み物とは？ その正体は…牛乳！

海外の『【猛暑対策】医師がすすめる「水よりも効果的」な意外な飲み物とは？ その正体は…牛乳！』という記事を翻訳しました。

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イギリスでは現在、熱波の影響で気温が27℃を超え、週末には35℃前後まで上昇するという予報も出ています。これに伴い、イングランド中部および南部では「熱健康警報（イエローアラート）」が発令され、特に高齢者や基礎疾患のある人々には注意が呼びかけられています。室内環境が高温になることで、医療機関への負担も懸念されている状況です。

熱中症や脱水症状を防ぐには、こまめな水分補給が欠かせません。しかし今、水よりも効果的だと医師がすすめる“意外な飲み物”が話題になっています。それは、なんと「牛乳」です。

この提言を行ったのは、健康検査サービス「Medichecks」の医療ディレクターを務めるナターシャ・フェルナンド医師です。彼女によれば、牛乳に含まれる糖分・たんぱく質・脂肪は、胃からの水分排出を遅らせるため、体内に水分をより長くとどめる働きがあるといいます。さらに、ナトリウム（塩分）も含まれており、体が水分を保持しやすくなるのも利点です。

また、牛乳は乳製品が苦手な人にとっては敬遠されがちですが、植物性ミルクでも同様の効果が期待できます。特に豆乳には電解質が含まれており、水分補給の一助となるとフェルナンド医師は説明しています。

牛乳以外にも、スイカやココナッツウォーター、キュウリやそのジュース、水で薄めたフレッシュジュースなども、身体を冷やしつつ水分を補う食品として勧められています。

では、実際に脱水症状が進んでしまうと、どのような兆候が現れるのでしょうか。成人や子どもでは、喉の強い渇き、尿の回数減少、濃い色の尿、倦怠感、口や舌の乾き、そして目のくぼみといった症状が見られます。さらに重度の場合には、意識がもうろうとしたり、異常な眠気、立ちくらみが続く、息が速くなる、心拍数が上がる、赤ちゃんの場合は泣いても涙が出なかったり、頭頂部がへこむといった深刻なサインが現れることもあります。

こうした症状が見られた場合は、少しずつ水分を摂取することが重要です。気分が悪くて飲めないときは、経口補水液（ORS）を使うのも効果的で、薬局で入手できます。もし症状が深刻な場合は、すぐに医療機関に相談するべきです。

なお、暑いからといって紅茶などの「熱い飲み物」で体を冷やそうとするのは逆効果になることもあります。確かに辛いものや熱いものを食べると一時的に発汗し、体温を下げる効果はありますが、湿度が高かったり、服を着込みすぎていたりすると、汗が蒸発せず、むしろ体温がこもってしまう可能性があるのです。

つまり、暑い日に「ミルクティーを飲む」のではなく、シンプルに冷えた牛乳を飲む方が、体にとっては理にかなっているのです。

猛暑の中で体調を崩さないためにも、「水分補給＝水一択」とは限らないという発想を、今年は取り入れてみてはいかがでしょうか。

翻訳元サイト：https://metro.co.uk/2025/06/19/doctor-recommends-surprising-drink-instead-water-a-heatwave-not-tea-23449396/?utm_source=fark&utm_medium=website&utm_content=link&ICID=ref_fark

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